こんにちは。Miyoです。
久しぶりに考察シリーズです。
わたしがアレハンドロ・ホドロフスキーの提唱するタロットの世界観を支持している理由のひとつに、
あらゆるところに「循環」という考え方があることがあります。
タロットが示す、わたしたちの日常を象徴する小アルカナには、四つの世界があります。
- 剣(ソード):思考・学び・知性の世界
- 杯(カップ):感情・愛情・人間関係の世界
- 玉(ペンタクル):物質・経済・現実化の世界
- 杖(ワンド):衝動・情熱・創造性の世界
これらは独立して存在するのではなく、互いに影響し合いながら、絶えず循環していると捉えています。
例えば、何かを始めたいという衝動が生まれ、実現するために考え、学び、行動する。その過程で感情が動き、人との関係が生まれ、やがて現実に形となっていく。そして、その経験が次の学びや新たな衝動につながっていく。
こうした循環は、個人の日常から仕事、経済活動、社会全体に至るまで、さまざまな規模で起こっています。
わたしは、この「循環と流れ」を意識することが、日常の在り方を変える大切な視点になると思っています。
思考は本当に悪者なのか?
スピリチュアルな世界では、ときに思考が悪者のように扱われることがあります。
「頭で考えすぎない」「思考を手放して感覚を大切にする」といった考え方です。
確かに、産業革命以降の社会は、物質的な豊かさや効率性、論理性を重視する方向へ発展してきました。
その反動として、感情や直観、ワクワクする気持ちを大切にしようという動きが生まれたのも自然なことだと思います。
しかし、すべてのことを「ワクワク」だけで行動してしまうと当然うまくいかないこともたくさんでてきますね。
タロットの四つの世界が示しているのは、どれかひとつが優れているということではなく、
それぞれが役割を持ち、循環することでバランスが生まれるということです。
思考の本来の役割を見直す
ここで考えてみたいのは、私たちがこれまで使ってきた「思考」は、本来の能力を十分に発揮したものだったのだろうか、ということです。
思考は、単に正解を導き出したり、効率的に物事を進めたりするためだけの能力ではありません。
目に見えない感覚や抽象的なイメージを言葉にすること。
過去の経験や先人の知恵を受け継ぎ、新しい知恵を生み出して未来へつなげていくこと。
こうした創造的な働きこそ、人間が持つ思考の大切な役割なのではないでしょうか。
もし、これまでの社会の中で思考の使い方が限定されてきたのだとしたら、
本来の自由で創造的な思考の力は、ある意味で封印されてきたのかもしれません。
占星術でいう「風の時代」。
風は軽やかさだけでなく、思考や知性、学び、コミュニケーションを象徴します。
だからこそ、これからは思考を手放すのではなく、思考の本来の可能性を取り戻し、直観や感情、創造性とともに活用していくことが大切になるのではないかと思います。
日常で四つの世界の循環を意識してみよう
何かがうまくいかないとき、わたしたちはつい、何が足りないのかを考えてしまいます。
フィリップ・カモワンさんが提唱された逆位置の捉え方は
バランスを崩している=エネルギーが不足か過多か
です。
ですので、うまくいっていないとき、本当に必要なのは何かを補うことではなく、滞っている部分に氣づくことかもしれません。
思考ばかりで行動が止まっていないか。
感情にとらわれて視野が狭くなっていないか。
目に見える成果ばかりを追いかけて、内側から湧き上がる衝動を無視していないか。
衝動ばかりを優先して周囲にうまく伝えられていないのではないか。
タロットが示す四つの世界を、日常の中でも少し意識してみることで、
自分の状態を俯瞰し、エネルギーをうまく使えるようになるかもしれませんね。




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