こんにちは。八ヶ岳西麓・原村でカモワン・タロットを通じて学びをもらっているMiyoです。
オンライン・タロット講座(リクエストに応じて対面もやってます)では、3回にわたって、タロットの全体像、カードの意味、リーディングのやり方をお伝えしているのですが、毎回宿題をだしています。
第2回で一通りカードの意味をやったあと、リーディングの回に入る前の宿題は、
大アルカナだけ
小アルカナのⅠ~Ⅹまでのカードでだけ
コート・カード(小アルカナの人物カード)でだけ
リーディングをしてみるというものです。
普段のリーディングでは、大アルカナだけでよんだりすることはしません。なぜなら、やはり78枚を使ったリーディングのほうがより具体的に、深く、読み取ることができるからです。
たしかに、大アルカナだけで読むこともできなくはないのですが、ある質問に対してのメッセージの深さが大アルカナだけだと「今は転機だから、焦らずいこう!」みたいなメッセージでおわるのに対し、小アルカナも一緒にはいることで、「今は転機だから、●●なことを意識するとよくて、特に日常生活のここを氣をつけよう」みたいに具体性のレベル感が変わってくるのです。
っと、話を戻して、今回はその3パターンで一つの質問をよんでみる例を紹介しますね。
ある出来事に対して、とてももやもやを抱えている状況。
もやもやの原因となる対象に対して、何か伝えたいのだけど、言っても伝わらないかもしれないし、はたしてそこまで自分がエネルギーをかける意味があるのだろうかっていうことで悩んでいる。
そんな状況で、設定した質問は、「この状況で、●●さんができることはなんですか?」というとてもシンプルなものにしました。
それぞれでたカードはこちら
小アルカナ(数字):杯のⅧ 正位置
大アルカナ:女帝 逆位置
コート・カード(小アルカナ人物):金貨のページ 逆位置
この宿題では、リーディングの実践前なので、逆位置に対して解決カードをひいたり、目線のカードをひくことはやりません。
この状況である、っていうことをよんでいきいます。
さて。ここで着目するのは、一つの質問に対してそれぞれがでているので、つながりがあるということです。
ページと女帝は、いるステージが一緒ですね。そろって逆位置ででています。
ページが示すバランスの崩し方は、女帝=Ⅲの状況をあらわしているとも考えられますね。
できることはなんですか?の質問に対する回答ですから
今は具体的に自分が何かを行動することで、何が得られるだろうかよくわからない状況であり(金貨のページの逆)、
行動することがとてもやりづらい、もしくは行動することで混乱を招くかもしれない(女帝の逆)
今、できることはすべてをいったん受け入れ、愛をもって見守ること、今の状況も長い目でみればギフトであることを認識していくこと(杯のⅧ)
と読むことができます。
Ⅷだけ正位置であり、2,3ステージのカードが逆位置であることも、より高い視点にたって、見守っていく、受け入れていくことが大切ですね。
今は行動するタイミングではない、ということもわかりますね。
という感じで、それぞれ限定されたカードだけでもよむことができます。時々、こうやって限定されたカードでよむのも、練習にはいいかもしれませんね。
☆マルセイユ・タロットであるカモワン・タロットを使ってリーディングセッションを行っています。質問設定に時間をかけ、必要であればチャートなどもよみながら、具体的な行動のきっかけや意識のもっていく方向など、選択する未来を意識的にしていくことを心掛けています。
☆オンラインでカモワン・タロットの講座をやらせてもらっています。随時リクエストいただいての開催です。
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