こんにちは。Miyoです。久しぶりの更新となってしまいましたが、毎月の勉強会での学びはありがたくいただいています。
石のご依頼もいただいていて、タイミング合わせながら取り組ませてもらっています。
さて、今日はたびたび講座でも勉強会でもお話していることの一つを書いてみようかと思います。
基本的に、わたしは数字とタロットカードの連動を基盤として、(アレハンドロ・ホドロフスキーさんの本では基盤となっていますね)
カードの持っている意味、というか、そのカードの位置づけ、スタンスのようなものを理解し、
そこから連想されるキーワードをひろっていく、というやり方をしています。
なので、例えばカードの中に家が描かれているからといって家に関すること、という思考の使い方ではなくて
そのカードが持っている数字の意味と前後の位置づけを捉え、
なぜその位置づけを示すのにこのような絵が描かれているのかを考え
そこから「意味」を連想し、質問とあわせて考えていく
というやり方です。
なので、今まで「数秘を習いにきたのではないんですよね・・・」と言われたこともありましたが、
数秘をならうというよりは、数字を基盤とした思考の使い方をしていくと、
カードが示している絵やシンボルとのつながりが、よりくっきりみえてくるので
その時の「思い付き」ではないカードの読み方ができるのではないかなと思っているのです。
とまあ、前置き?は置いておいて
今回は「8」について。
8を持っている大アルカナは、「正義」と「月」ですが
8の持っている意味のメインは「受容」なんですね。
で、いろいろな価値観を受け入れていく宇宙レベルの受容である「月」はともかくとして
なんで、「正義」が受容?って思いませんか?
まず、8の受容のイメージを、その前の数字から考えていくといいですね。
1で種をまき(自分の行動を選択し)
2で準備をし
3で行動してみて
4で安定させる
5で新しい視点がはいってきて
6で新しい価値観での行動がはじまる
7で「自分の世界」がわかってくる
8←ココ
というわけで、8というのは流れの中で「自分の世界がわかり、自分の世界のために行動ができたり、自分の居場所に確信をもてるようになった」7の状態の次なんですね。
自分の世界がわかっている状態というのは、それだけで軸がとおり、そして、自然と人の価値観を認められるようになります。
そして、顕在意識側の8である「正義」は、そのように人の立場や価値観をしっかり受け入れられるようになったからこそ
自分にとって必要なもの、不要なものがわかり、
自分が正しいと思えること=信念 を貫けるようになるのです。
自分の信念を貫くって、社会では結構大変なことですよね。
例えば、最近であれば感染症騒ぎの時、自分がおかしいなと思ったことを口にしたり行動にするのって
自分が本当はどうしたいのか、自分が信じるものはなんなのかが明確になってないと
できないですよね。
そして、貫き方も、自分以外の人たちの価値観や正義を「認める」ことができていないと
幼いやり方になってしまいますよね。(対立、紛争、正義の押し付けなど)
そういう意味では、8の前の7の状態をしっかり経験できているかというのは
非常に大切になるのです。
で、そのようにみていくと、正義のカードが明らかに「アンバランス」として描かれているのも
天秤が傾いているのも、剣がまっすぐでないのも
いろんな意味で、「見た目ではないバランス」をしっかりとらえられていることがこのカードのメインであることがわかりますね。
月のカードも、全く違う価値観(左側と右側の建物や生物の違い)を一回飲み込んで、本当に大切なものがみえてくる過程ではカオスを経験することも、この需要のスタンスでとらえていくと、よくわかってくると思います。
自分の世界って、別に「わたしはこれをやってます!!」っていう平面的なものではないんですよね。
わたしはここで生きていく、わたしはここでいいんだっていう、確信と安心のようなものかなと思います。
さて、2025年は激動の年といわれていますが、早くも世界はいろいろ動いていますね。
(日本のメディアが相変わらずなのも・・・逆にあきらかになってきていますね・・・)
このような中で、自分がどう「在る」のか、
そして何を貫いていくのか。
自分の世界をしっかりととらえたうえで、貫いていく。
なんだかんだ、何かを「信仰」してきた今までの時代から次の時代に進むためには
自分の世界とはなんなのか、自分が貫きたいものはなんなのか。
自分としてはどう「在りたい」のか。自分の中で明らかにしていくことが大切だと思うのです。
この姿勢を大切に、次の時代を軽やかに味わっていきたいですね。
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