今日は、メジャーアルカナの「Ⅲ 女帝」と、3が持つエネルギーについてみていきます。
3のパターン、トライアドのエネルギーについて、『ミスティカル数秘術』のノボさんは、こう説いています。
3は無垢で一生懸命なエネルギーを表現することで完成します。
子どものように喜びと好奇心いっぱいで、なんでも聞きたがり、知性がありエネルギッシュな動きをします。
コロコロと転げ回る赤ちゃんの自然とこぼれでる自己表現、自分だけでなく人も巻き込んで陽気にはしゃぎまわる・・・
イルカのジョイのエネルギーも3のエネルギーです。
周りをも巻き込んで自然と笑顔にさせてしまうような、それでいて「若いっていいな」と思わせるエネルギッシュな様子。
アレハンドロさんの曼荼羅でも奇数の最初のカードとなる女帝は、まさにこのエネルギーです。
(奇数=能動 としてのカードは、1ではなく、3がスタートになります。これについては別に記載しますね)
女帝のキーワードは「創造的破裂、表現」です。
1で選択し、2で蓄積したことがバーンっと破裂するように行動として炸裂する。
種が土の中でじーっと変化して、ポンっと芽をだす。
まさしく初めて行動していくような、初初しさと喜びと、エネルギーに満ちあふれたカードです。
若くて無邪氣に行動する姿は無条件で美しく、「醜い」と思っていた感情すら、美しく創造力にあふれた一つの産物なのだということがわかります。
このカードがバランスを崩すと、経験のなさからくる無防備な破壊性や、考えなしの行動、自分の美しさを否定する・・・ような状態に陥ります。
子どもが大人の何氣ない言葉に傷つき、一氣に行動しなくなるように、怒りに変わるように、バランスを崩すと感情にふりまわされ、酷く落ち込んで自分を責めたり否定したりしてしまうのですよね。
「3」の人の明るいエネルギーは、忘れかけていたアオクサイ情熱や想いを思い出させてくれるのかもしれません。
そして、3の人には、笑顔でいてほしい。その笑顔だけで周りが変わります。
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