初めてタロットを手にしたのは、家の近くにあった本屋さんでした。
占いやスピリチュアルの本がまだそこまで多くなかった棚の中で異彩を放っていた『タロット占いの秘密』。
カード付き1600円。厚さも初めてにはよさそう・・と氣がつくと家に連れて帰っていました。
しかし、カードの解説はとても簡単なものでした。
一生懸命見よう見まねで読み解きながら、リーディングの練習を何度もやりましたが、
不思議と初めてのわたしでも、どれもぴたりと言い当てられ、「タロットすごいな」と思うと同時に
何か怖いな・・・とも思ったのでした。
裏面もなんかミステリアスですね。
しかし、当時は「タロットで占う」ことしか興味がなかったので、前書きや前提などは全く読んでいなかったのですが、今読んでみると興味深いことがたくさん書いてありますね。
現存している最古のタロット・カードは1391年代のフランス王、シャルル6世の命をうけた画家、ジャックナン・グランゴナーが手書きで作った3組の大アルカナで、パリの国立図書館に秘蔵されていると言われているのは、アレハンドロさんの本でも出てきました。
タロットの起源は実ははっきりわかっておらず、その中でエジプト起源説というのもあるみたいですね。
この本を書かれた辛島氏はエジプト起源説を支持していて、タロットはもともと古代エジプトの叡智を集めた宗教的な教義書であり、キリスト教の弾圧を受けた際、教えをカードの中に入れ込んで伝え続けたというくだりがあります。
これは、わたしも、アレハンドロさんの本のみならず、他の本を読み、実際にタロットに触れてきてとても共感する部分です。
世の中の真理をこのように口伝で伝えるツールとして使われてきたという説を強く推したいほど、タロットの一枚一枚にはたくさんの叡智が込められていますね。
だからこそ、わたしは、このタロットに惹かれるのだと思うのです。
エジプシャン・タロットは、今一番メジャーなタロットとも言える「ライダー版」タロットの考え方をなぞっていて、カモワン・タロットのマルセイユ版とは違う箇所が何カ所もあります。
そして、特徴的なのは占星術との結びつきを明らかに記載しているところでしょうか。
こんな感じで、明らかな星座記号がタロットカードに書いてあったりします。
エジプシャン・タロットのリーディングは、かなりお世話になりました。
自分のリーディングの次は家族、友人・・・そして、友人の友人、そのまた友人、全く知らない人・・・
と、口コミで恋愛相談から転職のことまで、かなりの分野をリーディングさせてもらえたのはとてもありがたい経験でした。
この初めてのタロットは、愛着があるというよりは、初めての先生のような存在で引越しを経てもやはり誰にも譲れないで今に至ります。
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