こんにちは。Miyoです。
スピリチュアルに興味を持ったり、学ぼうとすると最初にまずでてくるのが
頭の中の言葉よりハートの言葉を大切にしなさい
わくわくを大切にしなさい
のような言葉だったりしますね。
かくいうわたしも、この言葉の表通りの意味を遂行するために、ずいぶんバランスを崩したものでした。
たとえば、自分がやっていることを
「自分が出している波動に合う人がやってくるのだから、ありのままでいれば大丈夫」として、特に伝える努力をしなかったり、
少し合理的に考えれば
「この人が今までやってきた行動から分析するとあまり関わらないほうがいい」と判断できるのに、
「自分がわくわくしたからやってみよう!」となったり。
ずいぶん痛い目にあってきました。
タロットの4元素の循環を学んでいくと、すべてはバランスであるということがわかり、
なぜ、このような言葉が強調されているのかも現代の状況や流れの順番からわかるようになるのですが、
だからといって、思考や努力すること、コツコツと積み上げていくことをおざなりにしてしまうのは偏りを生みます。
現代社会は、合理的、知性、客観性が重視される「剣」の世界が強いため、わくわくの「棒」やハートの「杯」の要素を強める必要があるのです。しかし、まったく不要なわけではありません。
剣の世界は、最初こそ現実的に、知識を伝えること、発信することが中心になっていきますが、だんだんと受容的な知性の使い方、俯瞰してみられる客観性、スピリチュアルの世界への移行など発達していく知性の世界の美しさが描かれていきます。
(小アルカナの剣をⅠからⅩまで並べていくと、その変容の様子がわかります)
決して手の内はみせないし、規則正しく過去から未来へ積み上げていく、「上」を目指していく世界。知性は一人で努力して積み上げ、磨いていくしかない、一見孤独の世界だけれど、だからこそ、自分すら客観的にみつめ、公正に力を使っていこうとする。
大アルカナの「正義」にも剣が登場しますね。
受容性が高まり、自分も周囲も受け入れられる認められる「完全性」があるとき、バランスをとりながら自分の大切なものを選択することができるようになる。それはある意味、きわめて合理的であり、判断を伴うものです。
合理性、知性、判断や分析は、地球で生きていくうえで、大切な要素の一つなのですね。
ただ、そこだけに偏ると弊害が生まれていく。現代社会の弊害はバランスを崩した状態であるだけなのだと。
タロットの循環は、いつも考えるきっかけを教えてくれますね。
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