今日は、メジャーアルカナ「ⅩⅥ 神の家」をみていきます。
このカードも、13、悪魔ほどではありませんが、タロットを”怖いもの”としているカードでもあります。
ライダー版やエジプシャンタロットの解釈の一部では、正位置でも、逆位置でもあまり良くない意味もありますしね・・・・
しかし。
このカードは、「6」を持つのです。
6は、愛の世界を知り、愛の世界を生き始めるのです。
6と16では、ステージが違いますので、意味合いも違いますが、共通ポイントとしては「愛の世界」。
Ⅵの恋人では、初めて複数人数がカードに誕生し、社会性や感情についての描写がなされます。
ⅩⅥでは、2人の人物が落ちているようにも見えますが、あえてそのポーズをとっているようにもみえます。
そして、大きななにかが起こっている様子も描かれています。
このカードのキーワードは「解放、閉じ込められていたものの出現」ですが、
それは、これから自分の本当の世界に向かっていく「祝福」でもあります。
(そもそも、名前も塔ではなく、神の家、なのですよね。神が住んでいるわけではありません)
今まで、外に神を、答えを探していた人々は、ようやく神は内側に宿ること、
そして身近なところにあることに氣づきます。(植物、土、視点がさかさま)
それに氣がつくことが大いなる祝福をもって、衝撃的に展開していくのです。
この彼らが草に手を触れて、土に意識を植え付けていく様子は、
人間はこの世界で生きる限り、土とは切って切れない関係であり、
そこに大いなる答えが刻まれているのだと言うことに触れたとき、大いなる感動がもたらされるのではないでしょうか。
★☆マルセイユ・タロットをベースに、ご相談内容に応じたセッションをおこなっています。詳細はこちら→☆
コメント