今日は、メジャーアルカナ「ⅩⅤ 悪魔」をみていきます。
この悪魔のカードは、13のカードと同じく、タロットを「怖い」ものとして印象づける役割を果たしているように思います。
ライダー版タロットの絵柄は本当に「化け物」のような雰囲氣で恐ろしいのですが、
マルセイユ・タロットの悪魔は、どこかお茶目な感じがありますね。
そして、なぜかつながれている元ニンゲン?の二人も恍惚とした表情だったりします。
ちなみに、このカードは「5」がつくので、「Ⅴ教皇」の裏カードだったりもします。
Ⅴ教皇についてはこちら→https://tarotandstones.work/tarot/kyoko-5/
基本的に5は自由のエネルギー。
周囲あってこその自由だということを分かっている5は、新たな価値観を求め、理解し、それを今いる自分の所に還元していきます。
悪魔も同じく5のエネルギーを持っています。
しかし、教皇の時とことなり、11~20のサイクルでは、自分の潜在意識、闇への対峙が行われていきますので、
その自由さや新たな価値感という点においては、深く深く自分の内側に問うていくことになります。
13で自分が子ども時代から築いてきた価値感や社会的な常識を一度リセットし、
ⅩⅣで大いなる変化を受け入れ、癒され、バランスをとり、
この悪魔のカードで、自分の最も暗い部分と向き合うことになります。
こんな欲望があったのか
こんな衝動があったのか
嘘をつかない自分ってこんなのだったのか
悪魔には、常識も非常識もありません。ただただ、「それは自分に嘘をついていないか?」と問うてきます。
裏カードのⅤの教皇が社会的立場のある人だというのも興味深いですね。
この悪魔のカードがパーソナルの人は、「本当の楽しみ方」を知っている人でもありますね。
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