さて、今回は小アルカナの「Ⅱ」をみていきます。
持っている数字は大アルカナのものと共通することはもちろん、頭の片隅においておきますよ。
Ⅱに関する投稿はこちら
Ⅱは、エースで大きく広がった可能性がまだ実現されていない状態で蓄積されていく様子を示します。
受動的で受容的な蓄積、というところがポイントです。
4つを並べてみると、受容側である、杯、金貨のほうがとても華やかであることもわかると思います。
剣の花もとても大きく、全体的にⅡは華やかなのです。
剣のⅡは、知的なことを示しますので、ある物事の計画や情報、理論を蓄積していく段階であることを示し、棒のⅡは、性的・創造エネルギーに対応しますので、創造性の準備段階、エネルギーが高まっていくことを示します。思春期のようなイメージですね。
杯のⅡは、感情的なことを示しますので、感情の蓄積、愛への準備の段階にあることを示し、金貨のⅡは、物質的な生活においての蓄積なので、取引や計画の準備段階、形になっていない事業の準備などをあらわしますね。
Ⅱの華やかさは、まだ実現されていない段階で、
理想をふくらませていくこと、最大限に大きく広げていくこと
そのために、蓄積して準備していくことは
とっても大切な過程なのだということを伝えてくれます。
「そんなこといったってね・・・」となる前に、自分が本当にどこに向かいたいのか、そのために何をすべきなのかをじっくりと練っていくことはいろんな分野においてエネルギーを使うに値することなのでしょう。
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