タロットでは、錬金術、人間界で生きて行くための必要な要素を4つ「シンボル」として示しています。
それが、マイナーアルカナ(小アルカナ)にある4つのシンボル、ソード(剣)、ワンド(棒)、カップ(杯)、ペンタクル(金貨)ですね。
ちなみに、この4つのシンボルはトランプのマークの元になったとも言われていますね。
ソード→スペード
ワンド→クローバー
カップ→ハート
ペンタクル→ダイヤ
この4つのシンボルはメジャーアルカナ(大アルカナ)のカードにもしばしば登場していて、一番わかりやすいのが世界のカードの四隅に描かれたシンボル達です。
※このカードの絵はカモワン・タロットではありませんがマルセイユタロットの中で近い雰囲氣で使用可能なものを選んでします。
四隅に描かれている牛やライオンのようなもの、これがそれぞれのシンボルを示しているのですが。
牛の位置が「金貨」を示しているのですよね。
金貨のシンボルの牛だけ、天使の輪がありません。
ちなみにカードでは金貨だけ、数字がふられていません。
これは、物質を示す金貨が永遠性をもたないことであると解釈されていますが、一方で金貨は最も精神性を学ぶべき要素があるとアレハンドロさんは教本の中で語っています。
いわゆる、ふわっとしたスピリチュアル系や陰謀論?的なものの中には「お金は悪だ」みたいな考えを時として持ってしまいそうな内容もありますが、お金というのは、物質そのものでは実は価値がありません。発掘されて加工される前の状態では価値がないのですよね。
この物質を、エネルギー交換の手段=お金 として使う と決めて初めて価値を持つモノなのです。
この、明らかに他の3つのシンボルと異なった性質を持つ金貨は、実は一番わかりやすい学びを提供してくれる存在でもあります。地球=物質世界 で生きているわたしたちにとっては、目に見える金貨、物質から入るがわかりやすいのは当然なのかもしれません。
例えば、お金の扱いは人柄を示しますね。
キッチリしているようにみえて実はルーズだったり・・・
自分のことになると、とたんにお金の使い方が変になったり・・・
もしくは
ストレスがたまってくると自分でも不思議なお金の使い方をしてしまったり・・・
特に、自分がやったことへの対価、もしくは自分自身のサービスへの値付けというのは「自分が今、自分自身に対してどれだけ愛をもっているか」を感じる良い機会でもあります。
わたし自身、個人事業主としてお仕事をしてきてもうすぐ10年になります。
独立直後は、自分の値段を伝えるのがとても怖くて、ついつい低い金額を提示してあとで後悔する・・・の連続でした。
それは、自分自身の提供する内容に自信がなかったこと。低くみるということは自分自身への愛が不足していること。自分自身への愛が足りていない状態で他人に何かを与えようとしても、うまくいくはずがないのです。
こんな風に、いろんなことが「お金」から垣間見られますね。
タロットのマイナーアルカナでは、このペンタクルがどのような成長過程を経ていくのかも巧みに描かれていてとても興味深いのでした。
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