タロットは悪魔的?

Tarot

結構な確率で、「タロットって怖くて・・・」といわれることがあります。

あ、これも八ヶ岳の山の中、原村ででも、なのですが。

 

かくいうわたしも、タロットに魅力を感じつつ「これは怖いな」と思いながらやっていた時期がありました。

それは、エジプシャンタロット、ライダー版タロットの時です。

 

なぜなら、多くのカードが恐怖を連想させる構図だったこと、また、リーディング方法のほとんどが逆位置を採用しているため、かなりの確率で逆位置がでること、そしてこれらのカードのキーワードの中には、逆にならなかったとしても「それは・・・」な意味のカードがあったこと・・などなどが理由でしょうか。

 

それでも、リーディングすればそれなりに読めるし、読んでいく中で希望を見つけて行動につなげていくのがなんぼ、と昔から思っていたので、わたしなりに努力していましたが、それでもそもそものカードに恐怖心をあおられてしまっては、なかなかそれもやりづらかったりするのです。

 

そうですね。ぬかるみの中で全速力で走るのと、整備された良い状態のグラウンドを全速力で走るのでは、たとえ自分のコンディションがよかったとしても、結果は一目瞭然ですね。

 

タロットと距離を置こうかなぁ・・・オラクルカードのほうが、天使~ とか、 妖精~ とかキラキラして希望も見出しやすいしな、と思ってオラクルカードをやっていた時期もありました。

 

でも、オラクルカード。

やっぱりですね。

なんというか、物足りないというか。ふわふわっとしたカードが多くて、「いやいやそれはわかってるんだけどね。だからどうすればいいのよーーー」と叫びたくなる局面も多々あったわけです。

(あ、もちろんカードにもよりますのでね。すべてを否定しているわけではありません。)

 

そういうときに、初めてカモワン・タロットに出会い、絵柄のすっきりした感じと、リーディングの方法に目から鱗の氣持ちになり、学びがスタートしたわけです。

 

あれからもう10年以上になりますが。

アレハンドロさんの本に出会ってから、ますます学びは深くなりました。

 

オラクルカードも、少し前に権威といわれていたドリーン・バーチューさんが悪魔に操られていた、みたいなことを動画で発表し、一部で衝撃がはしりましたね。

 

フォーカス21のことで有名な坂本さんも、ある著書はあれは操られて書いたのだ、と反省を表明したこともありましたね。

 

そういう、今までの実績がある方が今までのことを反省し、また新たに進む姿勢を公表するのは本当に勇氣があると思いますし、素晴らしいことだと思います。

 

と、話がちょっとそれましたが。

 

では、たとえばですね。

ドリーンさんがカードのことを発表したとき、わたしが感じたことは

 

ああ、だからこの違和感があったんだな。なるほど・・・わかってよかった。

 

ということだったのです。

ある時期から、ドリーンさんのオラクルカードにはなんとなく感覚が向かなくて、オラクルカードから離れるようになったのです。

きっと、そこらあたりからだったんだろうなぁと自分で答え合わせをさせてもらったのです。

だからといって、ドリーンさんのカードがすべて悪いとも思いませんし、その時に助けてもらったことは事実なのです。

すべてのオラクルカードが悪魔的とも思わないわけです。

 

タロットもしかり。

 

エジプシャンタロットも、ライダー版タロットも、わたしの中ではたくさんのことを教えてくれた師匠的存在であることは変わらないのです。

ただ、感覚的に、もう違うなってなったから離れたわけであって。

 

タロットがすべて悪魔的と決めつけることはあまりにも、短絡的であると思います。

 

自分がそれについてどう感じるのか。

違和感があるのか、ないのか。

素敵だなって思えるか、思えないか。

 

もっと言えば、タロットを含めわたしたちが触れることができるものは、物質世界のものであるので、いろいろな面が入っているわけです。

陰と陽

ひかりとかげ。

悪魔と天使。

 

それぞれが、一部をもちつつ、複雑に存在のバランスをとっていて、それぞれの役割を担っているのだと思うのです。

 

だからこそ、タロットには悪魔もでてくるし、名無しのアルカナのようながいこつちゃんも登場する。

そして、それらとの対面によって自分が大きく変容を遂げていく。

 

すべて、キレイゴトではすまないものばかり。白黒はっきりさせられるものなんて、ほとんどないわけですね。

 

そういう世界で生きるからこそ、自分の感覚をまずは確認すること。

そして、思考することをやめないこと。

物質世界でいきることの自覚をすること。

そして、自分のアウトプットをやめないこと。

 

これらのバランス、循環を意識していくことが大切なのだとタロットは教えてくれるのです。

 

わたしがタロットの学びを続けるのは、この世界で生きていくための智慧をいただけるからであり、

その学びが深まることが限りなくうれしく、そしてそれを伝えることが歓びなのですね。

 

と、長くなりましたが。

 

タロットは悪魔的?と言われれば

 

そうかもしれません。

 

でも、悪魔は太陽の化身だから。

悪魔がすべてワルイわけではないから。

 

自分が、どう感じるかを大切にしてね。と思います。

 

というわけで、これからも楽しく、そして真摯に取り組んでいきたいと思うのです。

 

 

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Miyo

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八ヶ岳西麓・長野県原村在住。タロット歴は20年以上。現在は魂の道をサポートするSoulpathⓇサポーターとしても活動中。

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Miyo

Miyo

岐阜県生まれの東京都育ち。ベンチャー企業での猛烈社員時代を経て2014年に八ヶ岳西麓・長野県原村へ移住後、石とタロットからの学びを続けています。 タロット歴は20年以上。20代で口コミで100人以上のリーディングをこなし、カモワン・タロットに出会ってからカモワン・タロットのみ扱っています。現在は魂の道をサポートするSoulpathⓇサポーターや企画会社メンバーとしても活動中。

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