こんにちは。八ヶ岳西麓・長野県原村からタロットの学びを日々いただいているMiyoです。
今回は、タロットのリーディングにおける「伝え方」について少し書いてみます。
タロットカードとオラクルカードの大きな違いは、タロットカードには、原則として一定の決まった法則のようなものがありますが(数字の並びや意味の基本的なところ)、オラクル=神託という名の通り、オラクルカードは作者の神託なので、カードによって全然違うというところです。
(最近のタロットカードはたくさんの種類がでていますので、もはや全く従来のものとは違うものもありますけどね)
どれがいい悪いではなく、タロットカードのいいところは、言語を知るように一定の法則を理解し、学ぶことでカードの読み解き方にそこまで大きな差がでてこないというところです。
なので、直感が強い(と思っている、思っていない)霊感が強い、などに左右されず読み解いていくことが可能なわけです。
では、どんな人にみてもらっても、同じことになるのか?というのはやはり違います。
同じものをみても、その人にどうやって伝えていくか、はやはりリーダーの個性によるところが大きいですね。
カードから読み取れる情報をどこまで深くくみ取るかも、リーダーの学び、歩んできた道、環境、そして相手とのコミュニケーションによるところが大きいかなと思います。
例えば、このカード
このカードが持っている意味は、「9」の持っているベースの意味、そして大アルカナの9であることから、顕在意識の成長サイクルの上での9であることからまずは読み解いていき、さらにいただいている「質問」さらには、今目の前にいる方が知りたいと思っていることに対応させて、伝えていきますね。
リーダーがどこまで目の前の人の質問を咀嚼し、コミュニケーションをとって知りたいこと、望んでいることを理解しているかでひろってくるキーワードが変わってきます。そこがリーダーの個性がでてくるところです。
何も言わなくてもあててくれる、みえているように、っていうリーディングはそれこそ霊視リーディングのようなものにお任せして(それはそれで面白いですけどね。ただし、その人がどこに繋がっているかが大変重要になります。)
リーダーは、時間とエネルギーを使って目の前に来てくれる人が
具体的な行動をしたり、意識を変えたり、指針を得たり・・
なにかのきっかけを持って帰られるような取り組みを一緒にすることが大切だとわたしは考えています。
そういうスタンスでいるとですね・・・
意図がわかりすぎるっていう場面にもでくわすのです。
例えば、質問者の様子や発言から
ああ、こうなってほしいんだろうな・・・
こう言ってほしいんだろうな・・
こういう答えを求めているんだろうな・・・
っていうのがありありとわかる時もあるのです。
それがわかりすぎてしまうと、そういうカードがでてほしいって思ってしまったり、あきらかに望む方向と違うカードが出た場合
ああ、これ、どうやって伝えよう・・・
となりますね。
何度も何度もあります。
そして、「きっと、今は納得できないんだろうな・・・」と思いながら、それでも精一杯誠意をもって伝えることもよくあります。
その時に氣がつかなくても、どこかにひっかかっていて数年後に種が芽吹いてくれたらいいなって思いながらいつもカードに誠実に。
でも、一方で、全部は伝えないという選択肢もあります。
今はとても受け取れないかもしれない、そういう時は、キーワードのみやさらっと言葉としては伝えて、全体の主旨は伝えるものの、あまりフォーカスしないところもありますね。
もしくは、ステップがみえるときは、「まずはここに集中しましょう」となることも。もちろん、そのときも全体像はお伝えしますけれど。
そして、その伝えたことを相手が受け取ってくれるか、活かしてくれるかはもうその方しだいなので、誠意をもって伝えた後はその後どうなったのかは基本、氣にしないことが大切ですね。
執着につながってしまいますからね。
伝える順番や言い方、そしてそのあとの見守りは、リーダーにとって、とっても大切な要素だと思うのです。
☆あてるのではなく、自分と向き合うため、自分のこころを調整するためにもタロットを使ってほしいと思っています。リクエストいただいて講座、対面とオンライン、両方やってます。直近では原村での対面リクエストをいただいているので、募集中。オンライン講座もリクエストいただいて設定します。詳細はこちらから
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