タロット勉強会で一通りの知識編を終えると、みんな全カードを使ってリーディング練習をしていきます。
2017年からタロット勉強会に参加してくださっている皆さんも、今でも月に1回、リーディング研究会と称して膝をつきあわせ、お互いのお題を持ち寄ってリーディングしあうのです。
そんな中、やはりだんだん慣れてくるとどうしてもやってしまいがちなこと。
それは、「雰囲氣」でよんでしまうこと。
カードとのつながりが強くなってくると、もちろん、カードが語りかけてくるように感じたり、カードの人物がご依頼者様の関係者にみえたり、すぐにふってくるインスピレーションも磨かれていきます。
アレハンドロさんの本でも、リーディング例をみていくと、「これは・・・どこからそう解釈したのだ?」というくらい、きっとご依頼者様とのやりとりでそうなったんだろうなーっていう内容がでてくるのです。
なので、ある程度直感を使っていくのは必要なのですが、「直感だけ」になってしまうのは避けたいところです。
というのは、やはりカードを介して潜在意識の鏡の内容を読み取っていく以上、直感とともに必要なのは、観察すること。
タロットの全体像の中で、どのようなカードが中心にでているのか。
前後関係はどうか
ステージはどうか
共通点はどこか
個々のカードのキーワードを読み解いていく前に、しっかりと全体像をつかんでいくと、細かいキーワードも逆に拾いやすくなりますね。
たとえば、これ
これは1枚引きで、カモワン方式でひいています(解決カード、目線カードあり)
今問題になっていることの原因はなんですか?という質問。
まず着目すべきは、ペンタクルナイト、ワンドエース。そして、大道芸人。
ナイトは、エースへ向かうカードですから、エースの要素を含むのです。
さらに、循環の中においては、ペンタクルの次がワンドですから、関係性が深いカードがでています。
そして、大道芸人も「Ⅰ」の要素を含む。
全体像としては、まず、そこから観察してつかんでいくといいですね。
ペンタクルナイトの逆位置に対して、ペンタクルキングが解決カードというのも、興味深いです。
一つ前の、段階の経験や知恵を活かしていくわけです。
さらに、関連質問で、抱えている問題に対しての最善策は?で、でたカードがこちら
ここにもエース、Ⅰにからむカードがでていますね。
カップのエース、剣のペイジ、そしてペンタクルのⅩ。これはペンタクルナイトと同じステージのカードなので
先ほどのカードたちと強く連携していることがわかるのです。
これらの全体像をつかんだうえで、各カードのキーワードを丁寧にひろっていくと、
詳細かつ、指針をつかむような流れのリーディングをしていくことができるでしょう。
タロットの世界は奥深く、そして小アルカナは特にニンゲンらしくて面白いです。
直感が鋭い人ほど、そこだけに偏りがちですが、観察は基本中の基本。
是非、そこのバランスを心がけてほしいと思います。
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