アレハンドロさんの教本の中では、タロットは
マイナーアルカナ(1から10)→コート・カード(マイナーアルカナの人物たち)→メジャーアルカナ
の順番で学んでいくと真の理解ができると説いています。
しかし、そうはいっても本の構成が全体像→メジャーアルカナ→マイナーアルカナ となっているのは、やはりメジャーアルカナは人物が描かれているため多くの人が入りやすいからでしょう。かくいうわたしも、入りやすいと思ったうちの一人です。
そして、タロットを理解していく中で数秘、数へのエネルギーの理解はとても大切で、全体の流れの「肝」になっています。
ですので、タロットと数秘は切り離すことができないくらい密接な関係にあると言えますね。
数秘は、カバラ数秘が一般的に普及していますが、わたしが今共鳴しているのは、ノボ・カリプソ氏の「ミスティカル数秘術」です。
そこに解説されている各数字のエネルギー的解釈と、アレハンドロさんが解説する数字への解釈はとても共通点が多くみえてくるように思います。
というわけで、本来はマイナーアルカナの数字と連動させたほうが良いのかも知れませんが、順番に沿って(?)メジャーアルカナのカードとミスティカル数秘術の中に記載されているエネルギー解釈との対比、わたしなりの解釈を書いてみようと思います。
・・・と、前置きが長くなりましたが。
大道芸人(日本語表記に関しては、アレハンドロさんの著書の日本語版である『タロットの宇宙』内の表記に沿います。一般的には魔術師、仕事師などとも呼ばれていますね。)はメジャーアルカナでは「1」。
愚者の無限の可能性から、いよいよスタートとなる1。
このカードのメインテーマは「始まりと選択」です。無限の可能性を具現化して自らの道具として並べた彼(実は両性具有要素を含みます)は、まだ行動にでていません。
現実世界で自分の才能を選び、行動を開始することが大道芸人。
選ぶということは、制限することでもあります。「なんでもできる可能性」を持つ若者が、どれか道を選んで進む決意をするように、自分の内側にあるものを外に投影させていく(行動にでる)ことがこのカードの根本にあるエネルギーです。
ミスティカル数秘術の中では、1はこのように解説されています。
本当はもっとふかーく解説されているのですが、全体像を感じながらの部分も大きく、ごく一部の抜粋からの解釈を紹介しておきますね。
(『ミスティカル数秘術』ノボ・カリプソ著 ナチュラルスピリット)
1=モナドは太陽のエネルギー。円はそれだけで完結し、その中に独自の完成があります。
1のエネルギーは、ひとりの人が二本足で凜と立つチカラのシンボル。
このエネルギーは、内なる進化を使い、真実の性質を外側に投影する必要があります。
1はひとりという意味ではなく、思いやりと共感、博愛と慈善、公平さと自立、自己信頼を保ちながらどう体現していくかを他者にしめしていくことです。
1はよく、リーダーシップが象徴される数字ですが、そのリーダーシップはあくまでも自己信頼、内側の充足を前提に生まれてくるものです。
たくさんの可能性を理解しているからこその1のリーダーシップは、思いやりと共感、博愛や慈善、公平さが伴うリーダーシップが1の理想になるのです。
1の人がエネルギーバランスよく行動すると、素晴らしいアイディアとともに、ゼロ→1のスタートアップを魔法をかけたように次々とやり遂げていくでしょう。
エネルギーバランスが崩れると、自己信頼がないがゆえのぶれやすさ、自己中心的な行動、人を巻き込めない(自分一人で行動してしまう)、マルチな才能を適切に活かせない=詐欺師のようになる な方向性に傾くんですよね。
身近にいる「1」の人を観察してみてくださいね♪
(ソウルカード・パーソナルカードの出し方→★)
ただし、個人的な投影をカードにすることで理解するのはとても簡単で入りやすいのですが、それは安易な理解も導きやすいのであくまでも最初のイメージを捉えるためにということで理解しておくと良いと思います♪
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