さて、今回は小アルカナの「Ⅵ」をみていきます。
持っている数字は大アルカナのものと共通することはもちろん、頭の片隅においておきましょう。
Ⅵに関する投稿はこちら
6は、数秘的にも愛のエネルギーで、タロット数秘においては、「愛の世界=天界」の入り口、スタートとなります。
今までに築いてきた自己を持って、自分の歓び、愛を社会的に表現し始める時期でもあります。
大アルカナではⅥが恋人で感情的な生活や社会生活を示し、その裏となる神の家は感情の爆発、新しい視点を導きます。
感情と美、愛はそれほど密接につながっているといってもよいでしょうね。
ちなみに、ヒューマンデザインでも、感情は非常に重要な位置を占め、
人を動かす大きなエネルギーとして捉えています。
さて、この4枚の小アルカナではそれぞれが異なる傾向をもちます。
杯では鏡のように3,3でわかれています。お互いの鏡のような愛、魂の伴侶=ソウルメイトとの出会いなど運命的な出会いを示す一方で、
自己陶酔や、周りが見えなくなる危険性も孕みます。
剣も3本ずつの楕円型の世界の中で精神性を示す水色の花が大きく花開こうとしています。内観が進んでいく様子が描かれていますね。
外側、自分の知性をどうするか、が氣になるポイントではなく、内側へと向かっていく過程でもあります。
一方で、金貨のほうは、4つの安定した物質の上下にある2つの金貨が描かれていることで、新しい世界へ旅立ちつつ、
きちんと安定は確保されている様子が描かれていますね。
棒は、剣と一見、似ているように見えますが、外側に大きく開いて行く様子は剣とは対照的。
自分の道を歓びと共に歩むことが始まっていることが描かれています。
愛の世界というのは、この地球界の四元素においては、それぞれ傾向が違います。
自己陶酔、自己満足に陥りがちで注意が必要なのは上側の剣、杯。
安定して自分の世界をがっつりと表現していくのは下側ということでしょうか。
ついつい、スピリチュアル的なことを学ぶ過程では、「みえないもの」に目がいきがちですが、
しっかりと物質や自分の肉体からでる欲望などの声を聴いて行くのもとても大切ですね。
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