メジャーアルカナの2番目である「女教皇」。
2という数字は、一般的な数秘学では1+1で二元性、二重性をあらわすものとされています。
しかし、アレハンドロさんも、「ミスティカル数秘術」のノボさんも、この説には賛成できないと違う解釈をしています。
ノボさんによると、2は対局にあるものをひとつに結び、統合していくエネルギーだと説かれています。
2はそういう意味では、調和に向けた動きをするものであり、振り子のように大きく2つの側面を味わったうえで、
ハーモニーとなる地点、どちらの側面でもない場所、でもどちらの要素も含む場所を探していくエネルギーなのです。
女教皇のキーワードは妊娠、蓄積です。
1の大道芸人で、自分の才能を活かそうと選択をした後、一転して静かなカードとして描かれています。
女の人が、まわりをカーテンのようなもので覆い、世界から閉じこもり、本を手にしています。
カードに描かれた様々なものから、彼女の知識は、物質と結び付けられて、物質世界、精神世界の両方からの知識を活かす準備ができていることがわかります。
「2」が持つ統合に向けた行動のための知識を蓄積し、行動するタイミングを待っている彼女は、とても純粋で汚れない状態。
まさに、カードの中に描かれた、たまごのように純粋な状態です。
この2がバランスを崩すと、異常なまでの潔癖性、蓄積が度を過ぎて行動ができなくなる・・・などがあらわれてきます。
そういう意味で、「2」の人は、全く異なる要素、善悪をも理解して落としどころを見極める知識を持っている人なのかもしれませんね。
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