今日は、メジャーアルカナの「Ⅶ 戦車」をみていきます。
7は自己探求の数とも言われますが、なんとも捉えるのが難しい数字です。
ミスティカル数秘術のノボさんは、7についてはこのように説いています。
自然界でこのパターンを象徴するシンボルは少なく、事象としては虹が挙げられます。
虹はつかまえどころがないものの代表です。
変幻自在がこのパターンの強い可能性の部分で、人生の謎に向かっていきます。
(中略)
7:ヘプタは、真実を理解するために、深く真髄に注ぎ込む波動を持つパターンです。
(中略)
7:ヘプタは理解のパターンです。したがって、きわめて科学的ですが、画一的で一面でしかない科学思想に引き込まれることなく、全体を認識しています。
(『ミスティカル数秘術』ノボ・カリプソ著/小松原さおり訳 ナチュラルスピリット社より)
これだけではなかなかつかみどころがありませんね(笑)
一方で、タロットのⅦ戦車のカードをみていきましょう。
マルセイユタロットに限らず、戦車は行動、成功、支配などがキーワードになってきますが、カモワン・タロットにおけるキーワードは「世界における行動」です。
このカードの中には、三角形と四角形が多く登場します。
マイナーアルカナにもたびたび登場する三角形、四角形は、それぞれ精神世界と現実世界のことを示します。
Ⅶの戦車にはそれがバランスよく構成されていることで、このカードの登場人物は「精神世界の大切さも、そして現実世界のこともわかったうえで」行動するのです。
かといって、このカードは動きがあるカードでもなく、見ようによっては動かないようになっているようにも見えます。
圧倒的なエネルギーを持ちながら、地に根ざし、自分の世界、エネルギーすべてを愛し、行動してかたちにしていくカードなのです。
なので、このカードは事業の成功や、力強さもあらわし、人間世界での最高カードともいえるでしょう。
7がバランスを崩すときは、「固定化」しようとするとき。
行動すること、変化に応じて自分の心理を発見していくことが7のエネルギーであり、固定化しようとしたとたん、エネルギーは淀み始めます。
自分自身の中にある真理、それを追求して探求していくことが、7にとってのエネルギーの源なのです。
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