今日は、大アルカナの「ⅩⅩ 審判」をみていきます。
大アルカナの最後から2番目となるこのカード、アレハンドロさんの曼荼羅の中のⅠ~Ⅹの2つのサイクルでは、
二つ目の「潜在意識の成長」サイクルの最後のカードとなります。
10のエネルギーについては、“運命の輪と10のエネルギー”
にて語っていますが、10は、一つのサイクルの終りと、新しいサイクルの始まりが同居する数字。
ですので、振り子のように極端な局面にふれていくのです。
「運命の輪」においては、次にやってくる新たなサイクルの動きを「待っている」状況が大きく描かれていましたが、
このカードにおいては、もう明らかな「啓示」があり、新たな意識が誕生しています。
運命の輪が受け身的要素が強かったのに対し、審判のカードにおいては、抗えない”何か”があり、動かざるを得ないような状態です。
新しいとびらは開かれた。啓示に従って動きなさい、そういうカードです。
このカードがパーソナルな人は、両面の意味を持つのではないかと思います。
自分が意識しなくても、周りに”啓示”のような刺激を与え、変容を促していく面と
自分が望んでいなくても、新しい局面を切り開く場面に遭遇していく面。
どちらにしても、かなりのバランスと成熟が求められるでしょう。
ただ、それだけにお役目も大きく、流れにのることで充実した人生が待っているでしょう。
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