タロット勉強会では、日本ではカモワン・タロットとして知られているマルセイユタロットの共同制作者、アレハンドロ・ホドロフスキーさんの著書を学んでいくスタイルをとっていますが、リーディング実践においては、本を読んで云々・・・という感じではいかないですね。
アレハンドロさんも、そこらへんは「リーディングはいろいろな方法があるけど、まあなあ・・結局読み方よりもどう相手に沿えるかなんだよなー」って感じてたんだろうな、という感じの表現があちこちにみられ、あくまでも参考にしてね」というスタンスで書かれています。
アレハンドロさんはタロット研究家としても有名ですが、どちらかといえば世間では映画監督としての彼が有名ですね。
でも、肩書きとしてはほかにもたくさんお持ちで、セラピストとしても活躍されていらっしゃるのです。
そんな彼は、本の中でタロットのリーディングは、常に鏡である、タロロジスト(タロットをリーディングする人)は常に客観的にタロットカードを観察し、シンボルを読み解き、依頼人に寄り添ったスタンスで・・と、とにかくリーディングする際の心構えをたくさん語っているのです。
で、その中にサイキックな力を使って読む事への注意も何度かでてくるのです。
たしかに、サイキックな力を使えば、「なんとなく」カードを読み解けてしまいます。
そして、そのサイキックな力に頼ることで、本当にみるべきサインを見逃す危険もあります。
実際、タロット勉強会に参加していらっしゃる方にはサイキックな力が強い方もいらっしゃって、
そういう方は、やはり自然に「雰囲氣」で読もうとする傾向にあります。
それはそれで、悪いわけではないのですが、やはり、タロットからのサインを誠実に読み解く練習というのは必要です。サイキックな力に頼りすぎることで、いつのまにか読み手の主観(無意識な倫理観や印象による先入観)が入る可能性が高くなるからです。
サイキックではなく、シンボルを純粋に読み解いていく、そういう練習は勉強会で何人も違うサイキックレベル感のある人達が集まるからこそ、可能であると思うのです。
かくいうわたしも、長い間オラクルリーディングなどでサイキックなほうで読むことになれていましたので、
この勉強会を続けていることはとても勉強になるのです。
では、実際、サイキックな力を全く使わないでリーディングできるかというと・・・
それはそれで、難しいと思います。
本の中ではアレハンドロさんのリーディング例がいくつも紹介されていますが、
「なんで、このカードをそう読むのかな??」という場面も正直あります。シンボルの読み時だけではわからない、解釈が加わっている感じは否めません。
そして、リーディング実践の勉強会においても、「このカードを、これとして読む」のような前提においては
理由というよりは「そう感じたから」という要素が大きかったりするのも事実です。
でも、そこが不思議なことに勉強会を共にしている人達は、みんな、意見があったりするのでそこは面白いところ。
リーディングにおけるサイキックな力のバランスというのは、常に意識しておくところでしょう。
そして、やはり大切なのは、依頼人に寄り添えるか、鏡であるかということを大前提でリーディングに臨む姿勢なのだと思います。
☆★カモワン・タロットと呼ばれているマルセイユ・タロットを用いたタロット・リーディングを行っています。具体的な質問には、具体的なこたえがバシっとでますが、このカモワン・タロットは愛をベースに読み取れますので、全く怖くありません。詳細はこちら→https://tarotandstones.work/session/
☆★タロットは単なる占いツールではなく、この三次元の世界をしっかりといきていくための、宗教の枠を超えた叡智がつめられています。この世界観を知ることで、大いなる学び、安心感、いろいろなことを感じられます♪ 勉強会をリクエストに応じて実施していますので、よかったら→https://tarotandstones.work/benkyoukai/
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