カードと1ヵ月過ごしてみよう!なディープ企画の10ヵ月目。今回は「隠者」です。
ちなみに、こちらのレポートが遅くなりましたが実際に過ごしたのは2020年7月が中心です。
最初の愚者はこちら 「愚者」と過ごした1ヵ月
2ヵ月目の大道芸人はこちら「大道芸人」と過ごした1ヵ月
3ヵ月目の女教皇はこちら「女教皇」と過ごした1ヵ月
4ヵ月目の女帝はこちら「女帝」と過ごした1ヵ月
5ヵ月目の皇帝はこちら「皇帝」と過ごした1ヵ月
6か月目の教皇はこちら「教皇」と過ごした1ヵ月
7か月目の恋人はこちら「恋人」と過ごした1ヵ月
8か月目の戦車はこちら「戦車」と過ごした1ヵ月
9か月目の正義はこちら「正義」と過ごした1ヵ月
隠者についてはこちらも書いてます隠者と9のエネルギー
隠者は9のエネルギーを持つため、キーワードとしては「新たな流れがやってくることに氣がつく」ことがメインになってくるのですが、隠者と太陽はいわば対照的。隠者は、次にくる流れがよくわからないまま、でも完全な正義の状態から離れていかなくてはならない危機感、そしていわゆる居心地の良いところから自分から離れていくということは、周りから理解されないことも多く、そういう視点の高さ、知識の多さなどから「わかってもらえない」孤独感や恐れもでる場合もあります。
孤高の行動が清々しい。そういう感じでしょうか。
8番の居心地の良さから離れていくこと。執着しなければ、きっと穏やかに静かに過ごせるのかなと思っていました。
さて、このカードと過ごした1ヵ月、一言でいうと、思ったよりいい感じでした。
正義の時が心地よかった分、どうなるか心配だったんですけど
随所に新しい流れの予感がまじり、静かにその流れを待っている状態が結構心地よかったりしたのです。
ふっと我に返って自分って寂しいのかもしれないと思ってみたり
いろんなことが起こっているこの状況の中で
自分ができることってあらためて何なのだろうか、と考えてみたり(これはしょっちゅうですけどね・・・笑)
そういう考えている時間も、不必要に落ち込んでいくわけでもなく、
ただただ、そういう自分を眺めながら、でもこの世界をあきらめたくないんだよな、とか思ったり。
これは、「7」の戦車の時期をがっつりと過ごせたから、その後の流れがうまくいったのかなぁと思うのです。
(「8」の時もそういう思いがありましたが、今回さらに強くなりました。)
隠者と一緒にいるときの感覚を思い起こすと、
いい意味でのあきらめというか、身を任せる準備というか、
自分の中にある、執着と大切にしたいことへの境目や
残したいものとそうでないものの見極めや
今の世の中を少しだけ高い目線で見ながら、でも、そこから完全に離れているわけではない感じ。
これは、Ⅴの教皇が世の中をあきらめず、とどまっていることと共通するようにも思えたのです。
(そういえば、同一人物ですよね)
なので、隠者という存在は、去っていく直前の愛おしさ、切なさ、何かを残していきたいというヒトとしての何か
ちょっと卒業直前のような甘酸っぱい心境にも似ているなと思ったのです。
という感じで、「隠者」のカードからのメッセージはこんな感じでした。
世の中の流れは、止められない。変化こそ、唯一の常なのです。
ただ、だからこそ、変化していくものだからこそ、
安定させたいという思い
ずっとここにいたいという思い
変わらないものを創りたいという思い
そういうことを無駄であると最初から行動を放棄するのではなく、
そこで挑戦し、苦しみながら、もがきながらも何かを見出そうとしていく人間の世界を
わたしはとても愛おしいと思います。
わたしは、そういう人たちにこの知識や経験を伝えていきたい。
それが、すぐにわかってもらえなくても、伝わらなかったとしても
いつか、それが花咲くときがくることをわかっているから。
新しい世界にいく前に、
これから続いてきてくれるであろう人たちにカケラでも渡していきたいと思います。
9の数字を持っている人はぶれやすく、自信をなくすことも多く、自分のことがわからないことがあるよっていうことをよく伝えていますが、その根本にあるのはあまりにも深い情。そして視点の高さから、その情の対象が広く大きなところになりやすいため、自分のことが置き去りになりやすいためなのかもしれません。
この切ないような、でも一つのことに執着することも違うとわかっていて、見守っている感じとか
群れるのは違うと思いつつ、グループの中にいる感覚がうらやましいなと思っている感じとか
いろんな「複雑さ」を、体験させてもらえた1ヵ月だったように思います。
次の月は、この流れからの「運命の輪」。運命の輪の世界はどうなるでしょう。楽しみです。
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